
天美 TENBI 赤磐雄町 純米大吟醸
2020年に誕生した新星「天美」
酒蔵は山口県下関市の長州酒造
山口県下関市に位置する長州酒造は、高齢化により酒造りができなくなっていた児玉酒造の酒造免許を引き継ぎ、2019年に誕生した新進気鋭の酒蔵です。日本酒業界に新たな風を吹き込むべく、伝統を尊重しつつも革新的な技術やアイデアを取り入れ、個性豊かな「天美」を2020年にリリースしました。
杜氏は女性の藤岡美樹さん
長州酒造の杜氏である藤岡美樹さんは、女性ならではの繊細な感性を活かし、独自の醸造哲学を持っています。彼女のリーダーシップのもと、長州酒造は短期間で高い評価を得ています。藤岡さんは自然の恵みを大切にし、その土地の風土や水、米を最大限に活かすことを重視しています。
名前の由来は「天照」と「美禄」
「天美」という名前には、日本神話に登場する太陽の女神「天照(あまてらす)」と、「美しい酒」という意味を持つ「美禄(びろく)」が込められています。これは、神聖な存在と美しい酒との結びつきを象徴し、日本酒のもたらす喜びを表現しています。
瀬戸内4県のお米違いシリーズ
山口・広島・岡山・兵庫の酒米を使用した4種類をラインナップ
天美は、山口県をはじめとする瀬戸内4県(山口、広島、岡山、兵庫)の酒米を使用したシリーズを展開しています。これらの県はそれぞれ異なる風土を持ち、異なる特徴を持つ酒米を生み出しています。各地の酒米を使用することで、地域ごとの違いを楽しめる一連の日本酒を提供しています。
同一精米同一酵母で醸した純米大吟醸
天美のシリーズでは、同じ精米歩合と酵母を使用して醸造されていますが、使用する酒米が異なるため、それぞれの酒に独特の個性が現れます。この製法により、純米大吟醸の高い品質を保ちつつも、米の違いによる風味の変化を楽しめるのが特徴です。
第一弾の季節限定酒「赤磐雄町米」

希少な岡山県赤磐産の雄町のみを使用
赤磐雄町は、岡山県赤磐市で栽培されている非常に希少な酒米で、天美の第一弾となる季節限定酒「天美 赤磐雄町 純米大吟醸」に使用されています。雄町米は、ふくよかな味わいと深みが特徴で、日本酒の愛好者の間でも特に人気のある酒米です。
みずみずしく爽やかな甘味と酸味のバランス
「天美 赤磐雄町 純米大吟醸」は、雄町米特有のふくよかな風味を生かし、みずみずしく爽やかな甘味と酸味の絶妙なバランスが楽しめます。口当たりが軽やかでありながら、飲みごたえもあるこの日本酒は、食事との相性も良く、特に魚介料理や和食とのペアリングがおすすめです。
スペック
- 原料米:赤磐雄町米
- 精米歩合:50%
- アルコール度数:15度
- 酵母:901号
「天美 赤磐雄町 純米大吟醸」は、特別なひとときを彩る日本酒として、多くの方に愛される存在です。これからも藤岡杜氏の手によって、新たな酒造りの魅力が展開されていくことが期待されています。
